病室は、患者さんの治療の場であるとともに生活の場です。患者さんが安全で安楽に過ごすことができるように環境を整えるのは、看護師としての責務です。 特に臥床状態にある患者さんでは、自分で環境を整えることができません。 病室の温度と湿度 患者が入院中に生活することになる病室の環境を整えることも、看護師の仕事となります。 具体的には病室は以下の温度と湿度を保つようにします。 夏場…温度22~26℃ 湿度45~65% 冬場…温度18~22℃ 湿度40~60% 季節によって、保つべき温度と湿度が変わってくることに … 今回の看護師国家試験の解説は病室環境について。病室や病床は、患者が適切な治療を受けられる環境に整えなくてはなりません。そのため、広さ以外に温度や湿度、気流、音、照度にも目安があります。

カーテンで仕切られた空間になるため、治療や病状、その他検査についての説明の際には環境を考えて伝えなければいけません。また、病室内の室温や湿度を快適に保てるように環境を整えることも、看護師の大切な役目です。 これらのことから、入院患者にとっての「環境整備」とは、最も重要な看護の役割と言えるでしょう。 次に、看護の視点から、患者に適した環境整備について、振り返ってみましょう。 1.プライバシーの保護 2.換気と臭気の除去 3.室温と湿度の保持 『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。 今回は室内気候に関するq&aです。 大川美千代 群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授 室内気候(温度・湿度・気流)に気を配るのはなぜ? 今回頂いた質問梅雨に入り、病室の室温や湿度がとても気になるようになってきました。どのくらいの幅で調節するのがよいのでしょうか。そのほか、病室環境で配慮すべき点はありますか。病室の室温は、夏期25~27度、冬期20~22度がお 病院によって環境整備の手順は異なりますが、基本的には大差はありません。以下に、病室における環境整備の一般的な手順例を紹介しますので、手順書がない病院に勤務している看護師は、ぜひ参考にし …