ファイナンスリースは、ユーザー(借手)が選んだものをリース会社(貸手)が購入し、賃貸する取引のことをいいます。これは、リース取引の一形態で、物件代金や諸費用の概ね全額をリース料として支払うフルペイアウトで、ノンキャンセラブル(中途解約不可)の賃貸借契約を指 …
フルペイアウト 賃借人が賃貸借資産からもたらされる経済的利益を実質的に享受することができ、かつ、賃貸借資産の使用に伴って生ずる費用を実質的に負担すべきこととされているもの(※)であること。 【定期建物賃貸借契約のオンバランス処理の必要性の検討】 定期建物賃貸借契約書において、一定の期間借り手による意思では解約できないような取り決めとなっていることがほとんどであるため、当該賃貸借取引がファイナンス・リース取引にあたるか十分な検討が必要である。 解約のできない契約か、または解約可能でも解約時以降のリース料とほぼ見合う規定損害金をお客さまが負担すること (2)フルペイアウト(以下の①か②のいずれか) ①リース料総額が物件の購入価額の大半を上回ること 【現在価値基準】90%基準 (2)のフルペイアウトの要件は判定に時間がかかるので、 とりあえず無視します。 というのは、(1)と(2)の要件は両方充たす必要があるので、 中途解約できる時点でファイナンス・リース取引に該当しません。 そこで、契約書で見るべきポイントを フルペイアウトのリース取引とは、借手が、リース契約に基づき使用する物件(リース物件)からもたらされる経済的利益を実質的に享受することができ、かつ、当該リース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に負担することとなるリース取引をいいます。 フルペイアウトの判断基準 中途解約不能は、途中で解約できない契約であればokという単純な話なので、特に判断の余地はありません。 契約書に「中途解約違約金1億円」とか書いてあれば中途解約は普通しません(笑) ファイナンスリース取引でいうところのフルペイアウトとは、具体的にはどのようなことをいうのでしょうか?特に、自己所有している場合に得られるであろう収益の全てとは、どういうことでしょうか?フルペイアウトとは、自己所有とした場 ②のフルペイアウトについては、契約書に②のような文章や「フルペイアウト」という文言は入っていないことが多いと思います。 その場合は、リース期間において賃借人が支払うリース料の合計額がいくらになるかを調べましょう。 契約書は表題ではなく、実質的な内容で判断されます。よって、表題をレンタル契約としても、内容によってはリース契約とみなされる可能性があります。税務上のリース取引とみなされると資産の売買があったものとされるので注意が必要です。 税務上のリース取引とは、資産の賃貸借 … 他方,フルペイアウト方式でないファイナンス・リース契約の場合も,基本的には,フルペイアウト方式の場合と同様,「リース物件の使用とリース料の支払とは対価関係に立つものではない」と解されています(最一小判平成5年11月25日)。 (2)のフルペイアウトの要件は判定に時間がかかるので、 とりあえず無視します。 というのは、(1)と(2)の要件は両方充たす必要があるので、 中途解約できる時点でファイナンス・リース取引に該当しません。 そこで、契約書で見るべきポイントを 検索でたどり着いた方の多くは、リースでの「フルペイアウト」のことが多いでしょう。自己所有とした場合に得られる経済的利益のほとんどすべてを享受することができ、かつ、の使用に伴って生じるコストのほとんど全てを実質的に負担する。リースの種類につい