沖縄県警によると、31日午前2時50分ごろ、那覇市の首里城で「正殿で火災が起きている。黒煙が上がっている」と消防から110番通報があった。 消火設備として放水銃やドレンチャーが設置されており、ドレンチャーは作動したが、放水銃4基のうち、正門裏手に設置されていた放水銃1基が使用できなかった。また、設備されていた消防用タンクの用水約79トンは10数分余りで払底した 。 一方、これらの設備は城の外の市街地火災から城を守るもの。城内である「屋内出火」への対策は乏しかったと指摘する。関澤教授は今後の対策として「人が屋内に入らなくてもいい自動消火設備のスプリンクラーの設置は選択肢に入れるべきだ。